オンライン飲み会への参加を繰り返すうちに、そのデメリットも気になるようになったと明かすのは、流通関連の企業に勤務する30代の男性会社員・Cさん。
「普段の対面の会話では、話す人の気配や間合いを感じ取ったうえで、コミュニケーションするものですが、オンライン飲み会では、PCやスマートフォンの特性上、複数人が同時に喋ると音声が聴き取りにくい。そのため、参加者同士で話し出すタイミングがかぶると、何を話しているのか分からなくなる。結果、話したいことがスムースに話せず、人数の多いオンライン飲み会ではストレスも感じるようになりました」
Cさんは、そのようなオンライン飲み会特有の課題を解決するために、工夫しているという。
「会話の内容がぐちゃぐちゃにならないように、事前にトークテーマを決めて、参加者全員に共有。司会者を決めて進行することで、会話はスムースになっていると感じています。テーマを決めておいたほうが、誘われたほうも参加・不参加を考えやすい。オンラインにはオンラインの楽しみ方があるんじゃないかと模索中です」
今後、オンライン飲み会の楽しみ方も多様化していくのかもしれない。