なぜ、こうした安易な発言が飛び出すのか。IT企業に勤務する40代男性会社員・Dさんは、その理由をこう分析する。
「在宅のオンライン会議では、パソコンの向こうに私生活が垣間見えるという新鮮さと生々しさがあります。また、対面でないことから、同僚や仕事相手の異性に“何でも”言える気になり、2人だけの参加者だと気軽かつ大胆に発言してしまう人もいるようです。会議は3人以上にする、PCのカメラ画像はオフにする、などといったルール作りも必要だと思います」(Dさん)
在宅勤務の新たな問題として浮上したリモートセクハラ。オンライン上でもセクハラという事実は変わりなく、許されることではない。