セール・通販を避け不要不急の買い物をしない
ゆきこさん夫婦の買い物のコツは、「すぐ買う」「すぐ捨てる」「すぐ使う」の3つだ。食品は週に1回、日用品は月に1回、いつも同じ割合でまとめ買い。何か足りなくなったら、それだけをすぐに買い足すのだという。
「主食となる肉と魚はいつも4対3の割合です。使い回しができて安い豚ひき肉、鶏もも肉、鶏胸肉のルーティン。魚は日持ちする干もの、鮭やたらなど。それに葉物野菜やねぎ、卵、牛乳、豆腐など、いつもほぼ同じものを購入しています。プラス、その時期に旬になっている安いものを。それで基本的には1週間分をつくりおきすることで、かつて夫婦2人で月7万円台だった食費を、4人家族で2万円台にまで節約できています」
服や靴は、1つ買ったら1つ捨てる“一買一捨”がルールだという。
「新しい服や靴が欲しければ必ず古いものを1つ捨てる。セールやネットショップは、“安いからこれでいいや”とか、“あと〇〇円分買ったら送料無料”とか、結果、よく考えたらそこまで欲しくないものを買うハメになる」
ガマンして何も買わないのではなく、本当に必要なものだけを買い、買ったら古いものをすぐ捨てる。ストレスと同じく、モノも“ため込まない”ことが大切だ。
「ドラッグストアなどのポイントも、使える額が貯まったらすぐに使います。ポイントの有効期限はだいたい年末なので、うっかり年を越して失効したら損になる」
ゆきこさんがこれほど“ノーストレスな節約”にこだわるのは、結婚当初は、あればあるだけお金を使ってしまう超浪費家夫婦だったから。