「新型コロナの終息後も、社会的にも効率的な働き方であるテレワークを積極的に取り入れる企業や業種が増えるはずです。“どうせ一時的な働き方だから適当にやろう”と考えず、いまから真剣にテレワークの家庭内ルールを確立すべきです」(経営コンサルタント)
夫がずっと家にいると育児の分担も曖昧になりがち。最初から、どこまでやるのかの線引きを話し合って決めておいた方がいい。食事についてもルールを作っておけば争いは減る。
「ランチは夫にいくつかの選択肢から選んでもらうのがいい。たとえば、(1)出勤時と同じく外食か、(2)夫が自分で作って洗いものまでするか、(3)妻が作るがランチ代を払うか、といった選択肢の中から話し合って決めましょう」(中村さん)
テレワークによって、四六時中顔を合わせているとイライラする気持ちはわかる。だからこそ、夫との良好な関係作りが大事になる。
「世の中ではすでに新型コロナを原因とするリストラが始まっています。夫の勤務先に在宅勤務をさせるだけの力があり、そして能力があるからこそ夫がテレワークを任されている。ちょっとムッとしても、そのことを忘れないでください。それでも無理と思う人は会話するときに『さ・し・す・せ・そ』を意識してください。“さすが”、“知らなかった”、“すごい!”、“センスいい”、“そうなんだ!”と夫の話を褒めて聞き流せば、夫は悪い気はしません」(中村さん)
コラムニストの辛酸なめ子さんは、「コロナ離婚」の対策についてこう話す。
「在宅勤務が長くなると、美容院にも行けないし、見た目に構わなくなりがち。そうすると夫婦の苛立ちの沸点が低くなってしまいます。お互いメイクやヒゲそりなどをして最低限見た目を整えた方がいいでしょう。もし、夫との関係に疲れたらハムスターやひよこ、熱帯魚などなるべく世話のかからない動物に癒しを求めるのもいいです。ドラマやDVDなどの映像作品でイケメンに“浮気”するのも手だと思います」
※女性セブン2020年5月7・14日号