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夫は存在すら知らない「名もなき家事」、家族でどう分担すべきか

「名もなき家事」に負担を感じる人は約8割にのぼるという(イメージ)

「名もなき家事」に負担を感じる人は約8割にのぼるという(イメージ)

「料理」「洗濯」「掃除」などの代表的な家事に分類できない、小さな「名もなき家事」。“毎日の献立を考える”“水切りカゴの食器を食器棚に戻す”“洗濯前に裏返しの靴下を元に戻す”“脱ぎ捨てられたコートをハンガーにかける”── 一つひとつはなんてことない作業かもしれないが、1日に何度も、毎日続くことを考えると気が遠くなる。

『女性セブン』が500人に読者アンケートを実施した結果、約8割が「名もなき家事」を負担に感じているという結果が出ている。では、「名もなき家事」の負担を減らすには、どうすればいいのだろうか。

 読者アンケートによると、なんと7割もの人が「夫や子供と家事をシェアしていない」という結果が出た。

「掃除するから片づけてと言っても生返事をするだけ」(専業主婦・47才)、「ペットのエサがなくなっていると“ないで~”と言われる」(専門職・47才)――なぜシェアはこんなにうまくいかないのだろうか。

「夫や子供はそもそも『名もなき家事』の存在を知らないことが多い」と語るのは、家事シェア研究家でNPO法人「tadaima!」代表理事で自身も1児の父である、三木智有さんだ。

「料理や掃除といった代表的なものは認識できるから、夫や子供も感謝の気持ちを持っています。でも、ほとんどが“誰かが片づけている”ことなどには気づいていない。だから飲みかけのペットボトルを放置したり、電気をつけっぱなしにしたりして、『名もなき家事』を増やしてしまう。実際、奥さんの入院や旅行で初めて『名もなき家事』の存在に気づく男性が多い」(三木さん)

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