家計

新型コロナ禍でも消費意欲が高い人の特徴とは?

「今特に買いたいものはないし、消費機会も制限されているので、食料品や生活必需品など最低限のものを買うだけなので」(45点・女性65歳・東京都)
「コロナウイルスの影響で今後の収入が減少しそう。また、どこにも出かけることができず、消費の機会自体が減っている」(40点・男性36歳・愛知県)
「生活必需品に関しては変わらないが、外出することがないのでその他のものは買うことが少ないと思うから」(40点・女性46歳・大阪府)
「自粛ムードが強いため購買意欲が湧かない」(30点・女性30歳・埼玉県)

 外出できず消費機会自体が減る、家にいるので生活必需品以外を買わなくなる、自粛ムードで消費意欲自体が湧き上がらない、今後の収入に不安がある……等々。どれももっともな理由であり、新型コロナ禍が長期化すればするほど、消費意欲に深刻な影響を及ぼしかねない問題であると感じます。

新型コロナに関わらず消費意欲が高い人たちも

 ただ、皆が皆、上記のようなマインドに陥っているかといえば、そういうわけでもありません。このような状況下でも自らの消費意欲に「100点」、「90点」と高い点数をつけた生活者も存在します。全体の平均値42.5点を大幅に上回る70点以上の点数をつけた人たちの割合は、全体の18.9%(284人)ほど。

「そんな人は限られたお金持ちばかりじゃないの?」と考える向きもあるかもしれませんが、実際には世帯年収も年代もバラツキがある人たちが含まれています。ある意味では、深刻な消費低迷から救ってくれるカギとなるかもしれない存在ですが、一体どんな理由から高い消費意欲を保っているのでしょうか。自由回答から少し傾向を探ってみたいと思います。

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