中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

コロナでおかしくなった「曜日感覚」をどう克服するか?

コロナ禍の中で曜日感覚をどう掴むか

コロナ禍の中で曜日感覚をどう掴むか

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛が要請される中での異例のゴールデンウィークも終了。普段なら「休みの間にリフレッシュして、休み明けから仕事をがんばろう!」と考えるものだが、今年はやはり様子が違う。テレワークでの在宅勤務も推進される中での“大型連休”を経験したことで、「曜日」の感覚がおかしくなってしまった会社員たちも多いのではないか。長くフリーランス生活を続けてきたネットニュース編集者の中川淳一郎氏が、曜日感覚を保つことの大切さと、その克服法を紹介する。

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 テレワークの導入による在宅勤務が推進されたことは、満員電車での通勤を回避できることに加え、仕事の効率もアップするなど、会社員たちに多くのメリットをもたらしていると思います。今回これがよ~く分かりましたし、コロナ収束後もこの流れは続いてほしいと願います。しかし、テレワークと外出自粛の影響もあってか、このゴールデンウィーク中に仕事仲間の曜日感覚が完全におかしくなっており、少し心配しています。

 何しろ日付を間違えたり、元々決まっていたウェブ会議の曜日を間違えたりすることが頻発。日程を決めようにも、皆が混乱しており「曜日」で指定しようが「○月○日」で指定しようが「あれ、今日って何曜日でしたっけ?」「あれ、今日って何日だったか感覚が分からなくなってきました」といった返事が来てしまうのです。

 もちろん、カレンダーやスマホを見ればすぐに分かるはずですが、ずっと家にいるから、体感的に「日にち」「曜日」の感覚が分からなくなっているのでしょう。特に、ゴールデンウィーク中でも何らかの仕事がある人は、家族での外出予定等もないため、「今が仕事を終わらせるチャンス!」とばかりに在宅で仕事を進めているようです。だからなのか、休日だろうと夜中だろうと、メールの返事はみんな早くなっています。そもそも、ゴールデンウィーク中にもかかわらず会議を設定しているのですが、それを誰も不思議だと思わない異例の事態になっています。

 日にちや曜日の感覚がおかしくなっている背景には、不規則な生活が続いているがゆえの時間感覚のズレが重なっている点もあるのではないでしょうか。

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