そんなBさんだが、在宅勤務になって、残業が減ったことでエナジードリンク習慣は終わりを告げた。
「私の場合、在宅勤務で仕事の効率が上がり、残業が減りました。無理をする必要もなく、自分のペースで休憩をとることもできる。少し昼寝することもできるので、エナドリを飲むことはすっかりなくなり、日中にコーヒーを飲みながら仕事をしています」(Bさん)
30代の男性会社員・Cさんは、エナジードリンクを精神的に辛い局面での“カンフル剤”として利用していた。
「苦手な同僚やクライアントに関わるときに、緊張緩和や強気に出るためのカンフル剤という意味合いで飲んでいました。いわば、精神的に自分を鼓舞させるもの。もちろん今も在宅勤務ならではのストレスはありますが、それらの要因が軽減されたことで、自然と飲む量が減りました。いまは8割くらい仕事を終えたら、ノンアルコールビール。余裕を持って仕事ができています」
エナジードリンクに限らず、在宅勤務は多くの人たちの生活習慣を変えつつあるようだ。