世界中のユニークな商品をそろえ、テレビやインターネットで通販を展開する『ショップジャパン』では、電気圧力鍋「クッキングプロ」に人気が集まったという。
「材料と調味料を入れてボタンを押すだけで料理ができあがります。在宅時間は増えても仕事や育児などがあり、料理に時間がかけられない。そのような状況の中、調理の手間を省けるのが受け入れられたのだと思います」(ショップジャパンを運営するオークローンマーケティング広報・野崎有希さん)
調理家電の売り上げが伸びたのには、こんな事情も潜んでいるようだ。
「在宅時間が増えて、ふだん料理にノータッチだった男性も台所に立たざるを得なくなった。料理に慣れていないお父さんたちが、簡単においしいものを作るために調理家電に頼ったのでしょう」(調達・購買コンサルタントの坂口孝則さん)
ちなみに、卒業式や入学式といったイベントがこぞってなくなったため、デジタルカメラやビデオカメラの売り上げは不振だったという。
※女性セブン2020年6月18日号