最大5000円相当のポイントが付与される「マイナポイント」の申込が7月からスタートする。マイナポイント事業は、消費活性化やマイナンバーカードの普及を目的として、マイナンバーカードを取得して既定の手続きをした人に最大5000円分のポイントが還元されるしくみだ。ポイントは電子マネーやスマホ決済、クレジットカードなどのキャッシュレス決済で現金同様に使うことができる。
マイナポイントを受け取るには、マイナンバーカードが必要だ。持っていない人は、まず取得しなければならない。市区町村から自宅に郵送された紙のカードはマイナンバーカードではなく通知カードで、これでは代わりにならないので注意したい。
通知カードに同封されていたマイナンバーカード交付申請書(公式サイトからもダウンロード可能)に必要事項を記入、顔写真を添付して返送するか、記載のQRコードで申請サイトにアクセスし、顔写真をアップロードすると、市区町村から交付通知書が届く。届いた交付通知書と通知カード、本人確認書類を持って交付窓口に行き、パスワードを設定してようやくマイナンバーカードを受け取りが可能だ。申請してから交付通知書が届くまで1~2か月かかるので、未取得の人は早めに申請しよう。また、このとき設定するパスワードは後から必要なので、絶対に忘れないように。
マイナンバーカードを用意できたら、マイナポイントの予約をしよう。パソコンでもできるが専用の機器が必要なので、スマホのほうが手軽だ。「マイナポイント」で検索して、同名のアプリをインストールし、スマホにマイナンバーカードを乗せてパスワードを入力すると、「マイキーID」が発行される。このマイキーIDでマイナポイントを申請するので、スクリーンショットを撮るなどして保管しておこう。
7月になるとマイナポイントアプリから、キャッシュレス事業者を選択してマイナポイントを申請できる。チャージか買い物の25%、最大5000円分のポイントが付与されるしくみなので、チャージ・買い物の対象期間である9月から3月末までに2万円を使い切れる事業者を選ぼう。Suicaやnanacoといった電子マネーや、LINE Pay、PayPayなどのスマホ決済、主なクレジットカードも対応している。ポイント付与のタイミングや有効期限は事業者によって異なる。