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外出自粛で「初めての家庭菜園」に挑戦した人たちの失敗の数々

 Aさんは極力お金を使わないように家庭菜園を楽しんでいたので、損失額はほぼないに等しい。

「必要なものは主に100円ショップで買って、全部でおそらく2000円も使っていません。失敗した分を考慮しても、豆苗や大葉なんかは収穫して食べたし、元は取れているように思います。長いおうち時間を過ごすための費用としては安いと思いますね」(Aさん)

難関は「虫」と「留守期間」

 神奈川県に住む会社員・Bさん(30代/女性)も、このおうち時間期間中に家庭菜園を始めた1人だ。

「最初は室内の窓辺で水耕栽培をしていたんですが、だんだんそれだけでは物足りなくなって、ベランダにプランターを置いて、野菜などを育て始めました」(Bさん)

 そんなBさんは、大の虫嫌い。しかし、植物に虫はつきものだ。

「ある日、葉っぱが虫に食われていて、イヤだなあと思ってたんです。そうしたら、今度は葉っぱの裏側に虫の卵がいっぱいあったんです! それを見ただけで『ぎゃあ!』と大声を出してしまいました。さらに、その何日か後には葉っぱに青虫がいて、それで一気にテンションが落ちてしまいました。軽くトラウマです。虫はいるのが当たり前と頭では理解していたのですが……」(Bさん)

 一方、外出自粛期間中に家庭菜園を始めたはいいものの、仕事が通常に戻ったことで、世話ができなくなってしまったというケースも。東京都に住む会社員・Cさん(30代/男性)は、外出自粛期間中に野菜を育て始めた。

「家で仕事をしている時は、合間を見つけて水をやったり、肥料を与えたり、いろいろと世話ができるんですが、緊急事態宣言が解けて、また通勤し始めるようになったら、世話をする時間がなくなってしまったんです。朝水を上げて、1日仕事をして夜に帰宅したら、もうカラカラになっていましたね。あと、防風対策をしていなかったので、見事にベランダで植木鉢がひっくり返って、エライことになっていたり……。私は1人暮らしだし、植物の世話を頼めるような友達もいないし、ペットが飼えないのは覚悟しているんですが、まさか植物すら育てられないとは……。なんだかショックを受けましたね」

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