【主な「マスクをつけなくちゃいけないプレッシャー」がある場所】
・外を歩いている時
・公園で遊んでいる時
・映画館等娯楽施設にいる時
・電車・バス等公共交通機関
・スーパー、コンビニ、百貨店、衣料品店を含めた小売店
・病院
・会社で会議をする時
・オフィスビルに入り、エレベーターに乗り自分のデスクに座るまで
【主な「ここは必ずしもマスクをしないでもいいよね」な場所】
・飲食店の中(あくまでも客だけ)
・そこそこ空間的に余裕があるオフィス空間
・自転車に乗っている人々
このような不文律的なものが秩序だって定着するのが日本ならではと思えるのですが、電車に乗る場合、飲食店以外の店に入る場合のマスクは「通行証」のような扱いになっています。これがないと周囲の人間が自分に対して冷たい視線で睨んでくるのでは……とさえ思えるのです。
4月の第2~3週の「ドラッグストアに朝っぱらから行列する高齢者の買い占めのせいで、マスクが入手できないんだよ!」といった論調があった頃と比べても、6月下旬の今の状況の方が明らかに「マスク圧」は強い。その頃と比べて入手しやすくなっただけに、そういう状況になったのでしょう。
だが、あの頃の方が全国的にコロナに対する危機感も大きかったわけで、マスクが嫌いな人からすれば、今は「もうさっさとマスク取りたい~!」という状況になっています。
先日、飲食店で会食をした後、幹線道路沿いの広い歩道を歩いて帰っていたのですが、人がまったくいない場所ではマスクを外して歩きました。すると、遠くから人の姿が見える。この時にその人物がマスクをしていたら慌てて装着します。すれ違う際に距離を取ればマスクをしなくても問題ないとは思うものの、相手が不安に思うかもしれない……とばかりにマスクをする。
一方、外国人に多いのですが、すれ違う相手がマスクしていない人だった場合は、こちらもしない。この時不思議なのが、相手がジャイアンのように「おお、わが心のともよ」と自分に対して思っているような視線を感じるのです。いや、むしろ自分がそう思っているのでしょう。