たとえば病院が閉まった夜9時に急な発熱があり、緊急で医者を呼んだ場合はどうか。
「外来と同じように、初めての診療には『初診料』2880円(3割負担で860円)がかかります。それに『往診料』7200円(同2160円)、夜間にかかる『時間外加算』1万5000円(同4500円)が加わります」(前出・木村氏)
その合計額は別掲図にある通りだ。往診料は状況に応じ、他には「再診料」730円(同220円)、22時~6時までの「深夜往診加算」2万5000円(同7500円)などがある。
在宅で受ける治療や検査によっても、金額は異なる。例えばインスリン注射の管理は、1か月約2万5000円(同約7500円)、内視鏡検査は1万5000円~(同4500円~)となる。
「在宅医療はより多様化・高度化しており、診療報酬項目が年々増える傾向にあります」(前出・木村氏)
※週刊ポスト2020年7月10・17日号