「最初は“第2の故郷の味”を楽しんでいましたが、1か月でそれも飽きてきて、いまでは全然使っていません。結局、ナンプラーとパッタイペースト、グリーンカレーの素が、冷蔵庫に眠っています。一度は作ってみるのもいいですが、やっぱり現地の屋台やお店で食べる方がおいしい。いまは、職場近くのタイ料理店のテイクアウトを楽しんでいます。
根本的に料理が好きな人はともかく、イベント的に料理をする人にとって、エスニック系の調味料ほど、持て余すものはありませんね(笑い)」(Bさん)
50代の主婦・Cさんも、自粛期間中に調味料を買い増したが、料理のバリエーションを広げようとしたことがアダになった。
「うちは炒め物をよくつくるので、以前からオイスターソース、ごま油などといった中華料理系の調味料はよく使います。でも、子供の学校も休みになり、3食家で食べるとなると、目先を変えるためにも普段使わない調味料にもチャレンジしようと思って、テンメンジャンやコチュジャンなんかを買い増ししました。子供が退屈するだろうからと、一緒にスイーツも作ろうとして、バニラエッセンスや生クリームなんかも購入。結果、一度は作ったのですが、続かない。どれも半端に余っています……」(Cさん)
全員に共通するのは、“普段の生活で使わないものは、あっても使わない”ということ。調味料を買うときは、ちゃんと使い続けるかどうかを考えて購入したいものだ。