スマートシティやマイクロペイメントの実現へ
ブロックチェーンの3つのシステム的な特長が理解できただろうか。これらの特長に加えて、ブロックチェーンでは「トークン」という価値を数字で表したものを発行したり、「スマートコントラクト」という契約の履行を自動化できる仕組みを実装したりできる。
仮想通貨投資を考えたことがある人なら「トークン」と聞くと、ICOやSTO(どちらもトークンを利用した資金調達手段)を思い浮かべるかもしれないが、それらで使われるトークンと本質は同じものである。
システム的な特長によって、止まらない・コストがかかりにくいシステムが実装でき、トークンやスマートコントラクトにより、IoT(モノのインターネット)技術を取り入れた新しい都市「スマートシティ」や、手数料がかからず少額決済できる「マイクロペイメント」などが実現できる。
具体的にどのような実現例があるのか。なぜ実現できるのか。より深く知りたい人は、自分で学ぶことが可能な書籍やサイトもすでにたくさんあるので、探してみてはいかがだとうか。(取材・文/久我吉史)
※『マンガでわかるブロックチェーンのトリセツ』を元に再構成