関西国際空港のある泉佐野市は、コロナ禍にあって今年5月のインバウンド客が昨年同月比で99.8%減。「スターゲイトホテル関西エアポート」は閉館に追い込まれ、空港の対岸に建設中だった大型ホテルも、今年11月の開業を前に、運営会社が倒産する事態に陥っている。
「誘客につながる宿泊券や、地元飲食店の食事券……外国人観光客に頼らない“脱インバウンド”をテーマに掲げたい」
独自色を打ち出し、ふるさと納税日本一の自治体の立場を再び築けるか。
●取材・文/柳川悠二(ノンフィクションライター)
※週刊ポスト2020年7月24日号