さらに、コロナ禍のいまは、物価の安い地方在住の方が得をすることが多い。
「都会の人は、海外旅行どころか県外への移動すらできない状況ですが、感染者数の少ない地方の人たちは、近くの温泉へ気晴らしに出かけることができる。すると、『Go To キャンペーン』による助成金がもらえます」
テレワークの普及により、働く場所や時間を選ばない時代になった。かつては、都会のサラリーマンとして働いていたタケルさんは、4年前からミニマリスト生活を始めたことで、「時間の余裕」こそ「お金の余裕」につながるとわかったという。
「幸せになるための最小限度のコストを『ミニマムライフコスト』といいます。趣味や家族、仕事のやりがいなど、自分なりの幸せポイントを厳選すれば必ずしも高級品が必要ではないとわかるはず。幸せとは、それほどお金のかかるものではないのです」
人生100年時代といわれるいま、高収入のため、24時間闘う「モーレツサラリーマン」のままでは、健康も幸せも失う恐れがある。無駄を削り、自分なりの価値観を持つ余裕こそ、本物の「リッチ」な暮らしなのだ。
※女性セブン2020年7月30日・8月6日号