・7月20日-24日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。
○(日)6月全国消費者物価コア指数 21日(火)午前8時30分発表予定
・予想は、前年比-0.1%
参考となる5月実績は前年比-0.2%で2カ月連続のマイナスを記録。原油安を背景にガソリンや灯油を含むエネルギー価格の下落などがマイナスに寄与した。6月については、電気料金が引き続き低下すること、サービス関連の料金も弱含むと予想されており、コア指数の上昇率は前年比でマイナスとなる可能性が高いとみられる。
○(米)6月中古住宅販売件数 22日(水)午後11時発表予定
・予想は、480万戸
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で5月実績は、2010年10月以来の低水準。経済活動は大幅に制限されており、住宅需要は減少。6月については各州で経済活動が再開されており、雇用情勢も改善していることから、販売件数は前月比で大幅に増加する見込み。
○(欧)7月ユーロ圏製造業購買担当者景気指数 24日(金)午後5時発表予定
・予想は、49.3
参考となる6月ユーロ圏製造業購買担当者景気指数改定値は47.4で5月実績の39.4を大幅に上回った。生産指数が大幅に上昇。7月については引き続き生産指数の上昇が予想されており、全体の指数は6月実勢をやや上回る見込み。
○(米)7月製造業購買担当者景気指数 24日(金)午後10時45分発表予定
・予想は、52.0
先行指標的な7月NY連銀製造業景気指数は予想を上回る改善を示した。また、先日公表された米地区連銀経済報告では、「ほとんどの地区で経済活動は強まった」、「ほとんどすべての雇用が回復」と伝えられているが、「経済見通しは依然かなり不透明」と指摘されており、製造業景気指数は6月実績を上回る見込みだが、8月以降の動向についてははっきりしない。
○その他の主な経済指標の発表予定
・7月20日(月):(日)6月貿易収支、(欧)5月ユーロ圏経常収支
・7月21日(火):(加)5月小売売上高
・7月22日(水):(加)6月消費者物価指数
・7月23日(木):(米)6月景気先行指標総合指数
・7月24日(金):(独)7月製造業購買担当者景気指数、(独)7月サービス部門購買担当者景気指数、(英)6月小売売上高、(英)7月製造業購買担当者景気指数、(英)7月サービス部門購買担当者景気指数、(米)7月サービス部門購買担当者景気指数
【予想レンジ】
・106円00銭-109円00銭