「さらにANAは国内のLCC各社(ピーチ・アビエーション、スカイマーク、エア・ドゥ、ソラシドエア)を子会社か関連会社にしている。ANAの体力が削がれている状況ではLCCの統合や売却の可能性も排除できない」(関氏)
両社は「健全な競争環境を維持することで、運賃やサービス面などでお客さまに満足いただけるようになると考えています」(JAL広報部)、「他社との関係というよりも、自立的な経営を基本に(中略)市場で生き残り、事業を成長軌道に戻すことが重要」(ANA広報部)と説明する。
ただ、パイロットやCAなど、かつて“憧れの的”だった仕事に就く人たちの描ける未来図が、一変したことは確かだ。
※週刊ポスト2020年7月31日・8月7日号