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【ドル円週間見通し】米GDPの結果次第でドル弱含みも

・7月27日-31日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)6月耐久財受注 27日(月)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比+6.5%
 5月実績は前月比+15.7%。米国各週で経済活動の再開が進んだことで、工業製品や設備の需要が回復した。産業別では自動車・同部品などの輸送用機器が大幅な増加を記録した。6月については、設備関連の受注増が予想されるが、輸送用機器の受注額は5月実績を下回る見込み。

○(米)FOMC会合 29日(水)日本時間30日午前3時結果判明予定
・予想は、金融政策の現状維持
 6月9-10日開催のFOMC会合では「雇用の最大化と物価の安定という目標を達成する軌道に乗っていると確信するまで、政策金利を現在の0.00-0.25%水準に維持する」との方針を改めて表明している。米国政府の経済支援策を金融政策面で支援し、ウイルスの感染流行が終息期に入っても長期金利の上昇をできるだけ抑えることが金融政策の重要目標になるとみられる。

○(米)4-6月期GDP速報値 30日(木)午後9時30分発表予定
・予想は、前期比年率-32.8%
 3月下旬から5月にかけて厳格な都市封鎖が実行された関係で4月と5月の個人消費は著しく抑制されており、4-6月期の経済成長率は前例のない落ち込みを記録したとみられる。米国の経済活動は6月以降、拡大傾向にあるが、ウイルス感染の拡大を警戒して早期景気回復への期待は低下しつつある。

○(欧)4-6月期ユーロ圏域内総生産速報値 31日(金)午後6時発表予定
・1-3月期は前年同期比-3.1%
 ユーロ圏の製造業・サービス業PMIは5月以降、改善傾向にあるが、4月時点における生産活動、個人消費の落ち込みは大幅だったことから、4-6月期の経済成長率は1-3月期の実績値を大幅に下回る見込み

○その他の主な経済指標の発表予定
・7月27日(月):(独)7月IFO企業景況感指数
・7月28日(火):(米)7月CB消費者信頼感指数
・7月30日(木):(独)4-6月期国内総生産、(ユーロ圏)6月失業率
・7月31日(金):(日)6月失業率、(日)6月有効求人倍率、(日)6月鉱工業生産、(米)6月個人消費、(米)6月個人支出、(米)6月PCEコア価格指数、(米)7月シカゴ購買部協会景気指数

【予想レンジ】
・105円50銭-108円00銭

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