ざるそば、もりそばを食べた後には、そば湯でつゆを割って飲むのが定番だ。そば店であれば何も言わなくてもそば湯が出てくるし、自分でそばを茹でる際には茹で汁を取っておけばいい。しかし、勝手が違うのがコンビニのざるそば。つゆを飲みたいと思っても、そば湯が手に入らないのだ。
コンビニグルメに詳しいフリーライターの小浦大生氏はこう話す。
「コンビニのざるそばのつゆは、当然ながらそば専用のつゆなので、だしも効いていて、案外奥深い味をしているんです。だからこそ、あのつゆは最後の一滴まで味わいたいところなんですが、そのまま飲むと流石に濃すぎるのも事実です」
そこで、コンビニのざるそばのつゆを最後までおいしく味わう簡単なテクニックを小浦氏に教えてもらった。
「最も簡単なのが、つゆを白湯(さゆ)で割って飲むという方法です。単なるお湯なのでそば湯のような風味はないのですが、つゆの味を楽しむにはこれでも十分。ただ、白湯をたっぷり入れて薄くしすぎてしまうと、つゆのおいしさが軽減してしまうので、分量には注意が必要です。少しずつ白湯を足して、ちょうどいい濃さを見つけるといいでしょう」(小浦氏・以下同)
さらに、一味加えてスープ風にして楽しむこともできるという。