「つゆを白湯で薄める際、多めのかつおぶしを入れると、一気に風味が増して、ちょっとしたスープのような味わいになります。さらに刻みネギを入れると、風味が加わるだけでなく、具の役割もしてくれて、それだけで一品料理のような存在感を発揮してくれます」
小浦氏は、かつおぶしや刻みネギのほかにも、いろいろな調味料をつゆに入れて試したことがあるとのこと。
「ラー油、ごま油、しょうが、にんにく、とろろ昆布などを入れてみました。どれも悪くないのですが、個人的にはごま油をほんの少し入れるのが良かったです。このあたりは好みが分かれるところだと思うので、自分で色々試して、ベストマッチを見つけるのも楽しいと思います」
どうしてもそば湯の風味を再現したいという場合は、どうすればいいのだろうか?
「実は『マジカルそば湯』という商品があります。これはお湯を入れて溶かすだけで、そば湯スープができるというもの。茹で汁で作ったそば湯ではありませんが、つゆを割るにはいいと思います。ネット通販などで購入できます。
あるいは、比較的入手しやすいそば茶をそば湯の代わりに使うという方法もあります。味はそば湯とは異なりますが、そばの風味は楽しむことができます」
そのまま捨ててしまうのは惜しいコンビニざるそばのつゆ。いろいろと試してみて、自分好みのアレンジを見つけるのもよさそうだ。