吉田みく「誰にだって言い分があります」

元同級生のランチ女子会で亀裂 コロナ禍で分断された金銭感覚

みんなどうやって飲食店を予約しているのか?(イメージ)

お洒落でリッチなランチ会のはずが…(イメージ)

 新型コロナウイルス感染拡大で一変した社会・経済状況。その影響は身近な人間関係にもじわじわと迫ってきた。コロナ禍を経て友人関係が変化した一例をフリーライターの吉田みく氏が報告する。

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「滅多にないランチ会で“お金が厳しい”って言われて」──都内在住、広告代理店で働く池田美沙さん(仮名・31歳)は、そう不満を漏らした。池田さんは現在独身で恋人もいない。実家を出て一人暮らし。仕事一筋のキャリアウーマンである。

 池田さんは、大学時代の友人たちと定期的にランチ会を開催している。メンバーは、子育て中の専業主婦A子さん、派遣の事務職 B子さん、そして池田さんの3人。“自分へのご褒美”として、3000円前後と高めのランチを、年に4回ほどの頻度で楽しんできた。

 しかし新型コロナウイルス蔓延の影響でランチ会は一旦中止に。緊急事態宣言が解除された頃、池田さんは思い切って再開を提案してみたそうだ。

「私としては快諾されると思ったのですが、イマイチな反応でした」(池田さん、以下同)

 A子さんは新型コロナウイルスに感染することを恐れており、“感染対策がしっかりとしたお店なら参加できる”と言ってきた。

「小さい子供もいますしね。敏感になるのは仕方がないかなぁって思いました」

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