「“どのママも、子供が大変な状態でも散髪はしているんだよ。ちょっと甘やかしすぎだよ。また緊急事態宣言が発令されたら髪の毛どうするの?”と言われました」
そして話はどんどん広がっていき、最終的には、「子供は親の苦労している姿を見て愛情や生活の学びを得るの。これじゃ愛情不足になりかねないよ? 自己肯定感が高いか低いかって親からの愛情と比例するみたいだよ。気を付けてね」とまくし立てられたそうだ。
この言葉をきっかけに、そのママ友とは距離を置くようになったと岩井さんは言う。
「価値観が合わないなぁって思いました。初めてできたママ友だったので、とても残念です。コロナでストレスでも溜まっていたのでしょうか……」
ママ友が言うように、自宅で済ますことができれば0円である。しかし、満足のいく仕上がりや安全面などを考えれば、プロに任せるほうが合理的な場合も多いだろう。そもそも、ハサミやバリカンの得手不得手という問題もある。さまざまな意見がある乳幼児の散髪問題。うかつなことは言わないほうが無難かもしれない。