家計

電気代はどちらが得? エアコン「つけっぱなし」に躊躇する人たちも

エアコンをつけっぱなしにしていた方が快適なのはわかるが…

エアコンをつけっぱなしにしていた方が快適なのはわかるが…

 列島全土で猛烈な暑さが続くなか、家計の面で気になるのはエアコンの電気代。外出自粛や在宅勤務の影響から、家で過ごす時間が増えているだけに、今年は例年と比べて光熱費がぐんと跳ね上がりそうだ。

 エアコンは「つけっぱなし」の方が、結果的に安上がりという説がある。大手空調メーカーのダイキンによれば、前提としてエアコンが最も電力を消費するのは、外気温と設定温度の差が大きい運転開始直後。そのため日中9時から18時の外気温の高い時間帯は、「つけっぱなし」の方が「こまめにオンオフ」よりも消費電力量が少なくなり、夜間18時~23時の時間帯は消費電力量が多くなったという実験結果がある。

 ただし、一概に「つけっぱなし」がいいというわけではない。外出時間が、日中は「35分」夜間は「18分」を超えるようであれば、「切った方」が安くなるという(※時間は目安。最高気温:36.3度、エアコン設定:冷房26度での実験に基づく算出)。そのため、同社では「どんな場合でも『つけっぱなし』のほうがお得だと考えてしまうのは間違い」であり、気温や外出時間などによって使い分けるのが良いと結論づけている。

 だがほとんど外出しないコロナ禍において、ステイホームの快適さや熱中症対策も考慮すれば、できる限り「つけっぱなし」という選択肢も十分ありだろう。そんななか、外出時はもちろん、家にいても「つけっぱなし」にすることを躊躇してしまう人たちもいるという。この猛暑が続くなかで、どういった事情があるのだろうか。

年代物のエアコンが壊れるのが怖い

 30代の男性会社員・Aさんは現在、在宅勤務と出社が半々。出社の際には安心してエアコンを切って出かけるが、在宅勤務時は気が気でない。

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