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料理の「作り置き」なぜやめた? 効率悪い、腐らせる…それぞれの事情

腐らせてしまうくらいなら食べ切った方がラク

 周りのママ友の間で一時期、作り置きブームが起きたが、自分は諦めたというのは、40代の主婦・Bさんだ。

「ママ友の間で一時期盛り上がりましたが、私は『作ったんだから食べないといけない』というプレッシャーに苦しみました。そもそも食材のまとめ買いが苦手。ちょくちょくスーパーに行きたいので、その日に献立を考えるか、その時食べたいお惣菜を買ってしまうことが多いんです」(Bさん)

 Bさんが作り置きをしていたとき、手間の問題とは別に懸念していたことがあった。「傷み」との戦いだ。

「傷みを確認する作業に悩まされました。モノによっては腐らせてしまうこともあって、あの罪悪感と後処理が辛くて……。作り置きしても食べきれず、処分してしまうくらいなら、その日に作ったものを食べ切った方が精神衛生上ラクですね」(Bさん)

 家庭を持つ人だけではない。一人暮らしでも作り置きに挫折したという人もいる。30代の男性会社員・Cさんだ。

「おかずを保存するためのタッパーを10個くらい買ったんですが、2回で挫折しました。一人暮らしだと、量を作っても食べきれないし、冷凍したらしたで、ほとんど解凍することもない。買い物に行って、何品も作って、という時間と手間を考えると、定食屋さんに行って、副菜を何品かつけたほうが、僕的にはよっぽどコスパがいい気がします」(Cさん)

 効率を考えて作り置きにチャレンジしたはずが、なかなか続かない背景には、各人それぞれの事情があるようだ。

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