これとは別に、自分の好きなものに使うときは、クレジットカードのポイントを利用している。
「ガスや電気代など、家計の支出をカードで支払い、貯まったポイントを自分のへそくりにするんです。家計簿につける必要のないポイントですから罪悪感はゼロ。使い道を考えながら貯めるのは楽しいですし。毎月数字をチェックしていけば、貯める励みにもなります」
Pontaポイントなど、ポイント投資ができるものもあり、元手なしで株や投資信託で増やしていくことも可能だ。
遺品整理の際に見つかることも
現金でへそくりをしている場合、隠し場所はクローゼットやタンス、本棚など、自宅の身近な場所が定番だ。遺品整理士認定協会常務理事の長谷川正芳さんによると、遺品整理の現場で、現金はほぼ100%見つかるそうだが、そのうち“へそくり”と推測されるのは2~3割だという。
「へそくりの場合、ふだん生活しているスペースに隠してあるケースが大半です。引き出しの中や本に挟んでいることもありますし、バッグの中や、ジャケットの内ポケットに入っていることも多いですね」(長谷川さん・以下同)