運試し&SNSに写真をアップ
都内に住む会社員の竹内さん(仮名、30代女性)は、暇な時間を見つけては、パチンコ店に行き、数千円の勝負を楽しんでいる。
「私が打つのはジャグラーシリーズのみ。毎ゲーム、当たるかハズレるかだけの、超シンプルな機種なので、何も知らなくても打てるのがいいんです。あと、当たったときにゴーゴーランプが“ペカッ”と光って、“ガコッ”っていう音が鳴るのが気持ちいい。ランプが光ったら、必ず写真を撮ってインスタグラムにアップしています。一度に使うのは5000円以内と決めています。それで当たるかどうかの運試しです」
それぞれの楽しみ方をしている“エンジョイ勢”だが、いずれも長いスパンで見ると、負けが積み重なっていくケースが多いようだ。前出・藤井氏が語る。
「自分では“エンジョイ勢”だと思っていても、実際には“依存症”に近い状態のユーザーがいるのも事実。“打つ楽しみ”の対価としてお金を使っている、という考え方は少々危ない部分もあります。“楽しんだんだから、負けても問題ない”と自己正当化しているケースも多く、そのままズルズルと借金生活になってしまう可能性もあるわけです。パチンコやパチスロは、あくまでもギャンブルであり、依存症になってしまうリスクがあります。“普通の趣味”とはまた違うものであるという認識は必要だと思います」
エンジョイするのも、ほどほどにしたほうがよさそうだ。