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【ドル円週間見通し】米大統領コロナ感染、株下落ならドル買いも

・10月5日-9日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)9月ISM非製造業景況指数 5日(月)午後11時発表予定
・予想は、56.1
 参考となる8月実績は56.9。15の業界が活動拡大を報告しており、業況や経済の先行きについてはやや楽観的になっている。ただ、8月は新規受注が低下しており、9月も伸び悩む可能性があること、雇用環境の大幅な改善は期待できないことから、全体的には8月実績をやや下回る可能性がある。

○(米)8月貿易収支 6日(火)午後9時30分発表予定
・予想は、-650億ドル
 参考となる7月実績は-636億ドルで赤字幅は市場予想を上回った。サービスの黒字は2012年以来の低水準。財の輸出入額は増加している。8月については、自動車・部品の輸出額はやや減少する可能性があることから、貿易赤字幅は8月実績に近い数値になると予想される。

○(独)8月鉱工業生産 7日(水)午後3時発表予定
・予想は、前月比+1.0%
 参考となる7月実績は3カ月連続で増加。自動車メーカーが伸びを主導した。ドイツ経済省によると、「国内産業は危機前水準の90%近くに戻っている」ようだ。景況感の改善や工場などの操業時間はやや長くなっていることから、8月も前月比プラスとなる可能性がある。

○(日)8月経常収支 8日(木)午前8時50分発表予定
・予想は、+1兆8232億円
 参考となる7月実績は+1兆4683億円。日本企業の海外にある子会社の業績が悪化し、受け取る配当や利子は減少。8月については、配当・利子の受け取り額は前年同月比で減少する可能性があること、旅行収支の黒字は大幅に減少することから、貿易収支次第で経常黒字額は7月実績をやや下回る可能性は残されている。

○その他の主な経済指標の発表予定
・5日(月):(欧)ユーロ圏8月小売売上高
・6日(火):(米)8月JOLT求人件数
・8日(木):(中)9月財新サービス業PMI、(独)8月経常収支
・9日(金):(英)8月期国内総生産、(英)8月鉱工業生産、(英)8月商品貿易収支

【予想レンジ】
・103円50銭-106円50銭

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