ユーザーの脳裏に残る4号機時代の強烈な思い出
パチスロ業界の新たな光明になるかもしれない『吉宗3』だが、実際に打ったユーザーはどんな感想を抱いているのか。「初代にはまったくかなわないですね」と話すのは、40代の男性会社員Aさんだ。
「初代『吉宗』が大好きで、よく打っていました。それに比べると『吉宗3』は出玉の爆発力は全く感じられません。ビッグボーナスも毎回711枚取れるわけでもないし、1G連もあまりしない。さすがに初代ほどボーナスまでにかかるお金は多くありませんが、当たったときの出玉感期待度は圧倒的に低い。正直物足りません」
そんなAさんに、初代『吉宗』の思い出を教えてもらった。
「はっきり言って、負けたことのほうが多かったんですが、たまにとんでもない大勝ちをしたこともありました。1G連が4回続いたときは、ずっとニヤニヤが止まりませんでした（笑）。だって一撃で5万円以上ゲットできるんですから。
あと、丸一日打って2万枚以上出したこともあります。おそらく高設定台だったと思うんですが、そのときはあまりに出すぎて、嬉しいというよりもずっとドキドキしていました。一気に財布の中身が40万円くらい増えて、帰り道も襲われるんじゃないかとちょっと怖かったです。そういう思い出が頭に焼き付いているんです。どうあがいても6号機ではそんな体験はできないので、やっぱり全然ドキドキしないんですよね……」
一方で、「6号機なら大負けする確率が低い」ということがメリットになるという意見もある。40代自営業の男性Bさんはこう話す。
「私がパチスロを始めたのは、爆裂機全盛の4号機時代。『吉宗』も大好きでよく打っていました。ただ、かなり大負けした記憶も多いです。朝イチから打ち始めて、ストレートで7万円くらい使って、やっとボーナスを引いたけど、すぐに全部出玉を飲まれてそのまま帰った……なんてことはしょっちゅう。
でも、6号機であれば、さすがにそこまでやられることはないので、その点は安心できる要素だと思います。たしかに爆発力はないけど、“緩やかに楽しめる『吉宗』”だと思えば、『吉宗3』はとても打ちやすい台だと感じました。演出も初代に比べれば豊富だし、出玉システムも多彩になっていて、“熱く”なれる瞬間もたくさんあった。出玉の爆発力よりも、そういった部分を楽しみました」
4号機時代のファンの『吉宗3』に対する反応について、前出の藤井氏はこう話す。
