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往年の「爆裂パチスロ機」の後継機が登場 古参ユーザーはどう見るか?

4号機時代の爆発的な出玉を忘れられないユーザーも多いという(イメージ)

4号機時代の爆発的な出玉を忘れられないユーザーも多いという(イメージ)

 6号機の時代に入り、なかなかヒット作が登場しないパチスロ業界。そんななか、期待の新機種となっているのが、この10月にホールデビューした大都技研の『吉宗3』だ。パチスロ業界に詳しいフリーライターの藤井夏樹氏が解説する。

「『吉宗3』は、4号機時代の2003年に登場した人気機種『吉宗』の正統後継機と言われている機種です。初代の『吉宗』はビッグボーナスの獲得枚数が711枚で、しかもそのビッグボーナスが1G連(ボーナス終了直後にまたボーナスに入賞する)するということで、“爆裂機”と呼ばれていました。等価交換の場合、711枚は約1万4000円分、しかも1G連が二度三度と続くこともあり、それこそ一撃で3万~4万円分の出玉を得ることもあった。もちろん、それだけ爆発力があるということは、ビッグボーナスを引くまでにそれなりの投資が必要で、出玉の波が荒いわけですが、とにかく瞬発的な出玉爆発力が人気の機種でした」

 そんな“爆裂機”の正統後継機と呼ばれる『吉宗3』はどんな機種なのか。

「『吉宗3』ではビッグボーナスの“期待獲得枚数”が711枚となっています。毎回711枚獲得できるわけではないものの、平均すると711枚取れるということ。これはほかの6号機に比べても多い方で、そういう意味では初代『吉宗』の雰囲気を継いでいると言えるでしょう。

しかし、6号機は一撃で獲得できる出玉の上限が2400枚となっており、出玉の爆発力は4号機には到底及ばない。あくまでも6号機の出玉性能の中に、初代『吉宗』のエッセンスが含まれているということです」(藤井氏)

 では、『吉宗3』への評判はどうなのだろうか。

「ビッグボーナスを立て続けに引ければ、まとまった出玉を獲得できるので、出玉性能が抑えられている6号機の中では多少なりとも“夢がある機種”と言えるでしょう。その一方で、6号機にはとにかく“出ない”というイメージがあり、それを理由に敬遠しているユーザーが多いのも事実。業界全体の雰囲気も『吉宗3』のヒットに期待しつつも、まずはユーザーの反応を伺っているという印象です。

 とはいえ、ユーザーの反応は決して悪くはなさそうです。6号機の中では、明らかに出玉は荒いほうですし、出玉の波が荒い機種ほどユーザーに支持されやすいという傾向あります。これから、だんだんと『吉宗3』の人気が高まっていくのではないでしょうか」(藤井氏)

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