マネー

「終活」大倒産時代へ 葬儀積立金消失、廃寺、納骨堂閉鎖のリスク

 一方で墓石業者が関係しないのが建物内で遺骨を保管する「納骨堂」だ。

「草むしりや掃除などのメンテナンスが不要。暑さや寒さ、風雨がしのげて、高齢者でも一年中お参りしやすいという点が人気です」(葬儀・お墓・終活コンサルタントの吉川美津子氏)

 ただし、納骨堂にも心配はある。

「納骨堂は都市部を中心に需要があるが、特に大型の納骨堂については地方では採算がとれず、倒産するケースも出ている。万が一倒産した場合、納骨したお骨は返ってくるが、購入費用や永代供養などで払ったお金は返ってこない。経営の実態をよく見定める必要があります」(前出・吉川氏)

※週刊ポスト2020年11月6・13日号

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。