中国企業は貪欲で、成長が速い。2011年設立の寧徳時代が今や、世界最大クラスのリチウム電池メーカーとして電池市場を牽引している。日本の自動車産業はこの変化のスピードについて行けるだろうか。できなければ、かつての電気産業が辿ったのと同じように、衰退の道を歩むことになりかねない。
文■田代尚機(たしろ・なおき):1958年生まれ。大和総研で北京駐在アナリストとして活躍後、内藤証券中国部長に。現在は中国株ビジネスのコンサルティングなどを行うフリーランスとして活動中。メルマガ「田代尚機のマスコミが伝えない中国経済、中国株」(https://foomii.com/00126/)、ブログ「中国株なら俺に聞け!!」(http://www.trade-trade.jp/blog/tashiro/)も展開中。