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自粛ムードに安堵する“クリぼっち”たち 「今年は精神的に楽です」

クリぼっちは「自粛の優等生」?

クリぼっちは「自粛の優等生」?

 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、今年もクリスマスがやってくる。しかしながら、コロナ禍で過ごす初めてのクリスマス。特別な日ではあるけれど、感染リスクのことを考えると、例年通りの過ごし方は難しいだろう。

 実際、Wondershakeが11月25日に発表した「クリスマスに関するアンケート」の調査結果によると、約半数が「今年のクリスマスの過ごし方は新型コロナウイルスの影響を受ける」と回答。また、約8割が「家族と一緒に過ごす」と回答しており、今年のクリスマスは、恋人、友達、同僚と過ごす人は、例年より少なくなりそうだ。

 そうしたなかで、いつになく生き生きしている(?)人たちがいる。これまでなら自虐的になりがちだった、クリスマスに一人ぼっちの“クリぼっち”たちだ。「いよいよ世間が自分たちに追いついてきた」と意気揚々だ。

 IT企業に勤務する30代の男性・Aさんは、「毎年クリスマスを一人で過ごす僕は、自粛の優等生」と笑う。

「これまでは、街全体がクリスマスムード一色になって、カップルや家族が浮かれているのを見ると、自分だけ取り残された感じがして、何とも言えない気持ちになっていました。でも、今年は一人で家にいる理由がきちんとある。気の持ちようかもしれませんが、精神的にすごくラクです」(Aさん)

 金融業界で働く20代の女性・Bさんは毎年、クリぼっちを回避するために奮闘してきた。ある年は女子会を催し、またある年はクリスマスまでに彼氏を作るため、積極的に出会いを求めたこともあったという。

 だが、新型コロナの影響で状況は一変した。Bさんの周りでは「家族」や「夫」と家で過ごす予定という人もいれば、恋人とのデートを中止する人までいるようだ。様変わりした現状に、Bさんは「今年はクリぼっちを回避する必要性はない」と安堵する。

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