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鬼滅ブームでパパ・ママ悲鳴 「プレゼントが手に入らない!」

『鬼滅の刃』ブームはあらゆるところに波及している(AFP=時事)

『鬼滅の刃』ブームはあらゆるところに波及している(AFP=時事)

 クリスマスまで、もう後わずか。子どもたちにとっては、大好きなサンタさんがやって来る楽しみな時期だが、東京都足立区に住むTさん(40代男性)は途方に暮れている。溺愛する一人娘のYちゃんが欲しがるクリスマスプレゼントが、いまだに手に入らないのだ。

「娘がサンタクロースにお願いしたのは、『鬼滅の刃』のアクアビーズです。12月初めから、売っていそうなお店を片っ端から回っていますが、まったく手に入りません」(Tさん)

「アクアビーズ」は、カラフルなビーズを並べて遊ぶおもちゃ。水をかけて乾かすと、ビーズ同士がくっついて固まり、ブローチのような状態になる。イラストシートに合わせて動物、アクセサリー、花などを作るも良し、オリジナルの絵柄を自由に作るも良し。ディズニー、ドラえもん、マイメロディ、すみっコぐらしなど、人気キャラクターのイラストシートも発売されており、Yちゃんは『鬼滅の刃』バージョンが欲しいのだ。

「娘が欲しがっている『アクアビーズ 鬼滅の刃 バケツセット』が発売されたのは11月21日。私は出遅れてしまい、気付いた時にはもう店の棚から姿を消していました。近所の大型おもちゃ店には3日とあけずに足を運んでいますが、おもちゃフロアの担当者によれば、『入荷予定は無い』『発売日以外、見たことがない』とのこと。小声で『問い合わせの電話が毎日10本以上掛かってくるんです』と、教えてくれました」

時々見かけるもの、めったに見つからないもの、まったく見つからないもの

 娘のYちゃんは現在4才。保育園では猛烈な鬼滅ブームが訪れている。

「小学生のお姉さんがいる友達が、お姉さんにつられて『鬼滅の刃』を見るようになり、保育園でその話ばかりするので一気にブームが拡散。4歳児がストーリーを全部理解しているとは思えませんが、炭治郎だの禰豆子だのと鬼滅の話ばかりしており、クラスの子は全員、クリスマスプレゼントは“鬼滅関係”だそうです。

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