2020年11月12日に家庭用ゲーム機『PlayStation 5』(以下、PS5)が発売されてから約2か月が経過したが、いまなお品薄状態が続き、なかなか入手的な今までいるゲームファンも少なくない。
そんななか、前世代機となる『PlayStation 4』(以下、PS4)とそのハイエンドモデル『PlayStation 4 Pro』(以下PS4 Pro)の一部モデルが出荷終了なっていることが明らかになった。ゲーム業界に詳しいフリーライターの藤井夏樹氏はこう話す。
「すでにPS4 Proは全モデルが出荷完了となっており、PS4についてもストレージが500GBのスタンダードモデルのみの出荷となっています。つまり、PS4の大部分のモデルが出荷終了となり、PS5への移行がかなり積極的に行われているということです。しかし、その一方でPS5については出荷数そのものが少なく、購入希望者が多いため予約するにも抽選が必要ということがほとんど。ゲームファンにとっては苦しい状況です」
PS5を購入しようと何度も予約を試みるも、抽選で弾かれてばかりだというケースもあるようだ。都内に住む30代の男性会社員・Aさんは、こう話す。
「発売時から2か月の間に4つのお店で予約をしようとしたんですが、いずれも抽選にハズレて、まったく買えない状態です。フリマサイトでは10万円くらいの価格で売られているものもありますが、定価の倍ものお金を出すのはちょっと……。とりあえず購入できるまで抽選にトライしてみます」
PS5が入荷する時期は店舗によって異なるので、予約の受付期間もまちまちだ。
「とりあえず、主要な家電販売店やゲームショップの公式サイトなどをこまめにチェックし、PS5の予約受付が行われているかどうかを常に監視しています。それでも全然手に入らない」(Aさん)