今年の冬に発売が予定されている「PlayStation5」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント、以下PS5)と、「Xbox Series X」(マイクロソフト)の全貌が徐々に明らかになってきた。
次世代家庭用ゲーム機として、現行のPlayStation4やXbox Oneよりも高い性能を持つ、PS5とXbox Series X。そのスペックについて、ゲーム業界に詳しいフリーライターの藤井夏樹氏は、こう説明する。
「どれくらい高性能かは実際にプレイしてみないと体感できないと思いますが、単純に言えば、グラフィック描写性能や処理速度がかなりパワーアップしています。より美しく精細で、なおかつ複雑な描写が可能となるということ。ゲームの可能性が格段に広がることは間違いないでしょう。
また、両機種ともにストレージがHDDからSSDに変更されており、ロード時間の短縮も見込まれます。ユーザーにとってこの点は、わかりやすい形でストレス軽減になるはずです」
両機種の注目ポイントは、それぞれどこにあるのだろうか。
「PS5については、新しいコントローラー『DualSense』が話題です。これまでのコントローラーでも振動はしたんですが、それだけではなく触覚でゲーム内の動きを体感できる“ハプティック技術”が採用されています。ディスクドライブ搭載のスタンダードモデルのほか、ディスクドライブ非搭載でダウンロードのみでゲームを楽しむデジタルエディションもラインナップされています。
Xbox Series Xについては、スペックがかなりの高性能であることにくわえ、初代の『Xbox』から、『Xbox 360』、『Xbox One』という過去のハードで発売されたゲームもプレイできるという互換性が大きな特徴です」(藤井氏)