年金10万円(報酬比例部分)、月給28万円のケースで考えてみよう。
この事例では「年金+給料」が38万円になるため、これまでのルールでは、基準額28万円をオーバーした10万円の半分(5万円)の年金がカットされた。しかし新ルールでは、基準額47万円を超えないため年金はカットされず、10万円の年金をまるまる受給できるようになり、年間120万円をフル受給できる(別掲図参照)。
月給38万円のケースでは、全額(月10万円)カットされていた年金を月額9万5000円まで受け取れるようになるのだ。
※週刊ポスト2021年1月29日号