初心者なら、よりリスクの低いインデックス型が選択肢になるだろう。インデックス型に比べると、アクティブ型はやや“ハイリスク・ハイリターン”。ただし、これから本格的に投資の勉強をしたいなら、より積極的な運用をするアクティブ型に目を向けてもいい。具体的な注目商品は別掲の表にまとめたので、商品選びの参考にしてほしい。
もちろん、インデックス型を選んでも、投資である以上、「絶対に損しない」と言い切るのは難しい。しかし、つみたてNISAは長期投資を前提としているため、長く保有しているほど、結果的に損する可能性は少なくなる。
「一度買ったら一喜一憂せず、持ち続けておくことが重要です。つみたてNISAのリスクは損することではありません。“余裕がない”、“値下がりした”からといって、途中でやめてしまうことこそ、損につながる。大金を投資したばかりに、後で続かなくなってしまうこともリスクです。掛け金の変更は月単位でいつでもできるので、そのときの経済状態に合わせて投資金額を調整して続けてください」
いまや老後の資産形成の「王道」といえるつみたてNISAは、早く始めれば始めるほど得する可能性が高まる。
「大前提として、20年置いておくつもりで始めること。“これくらいの金額なら、勉強代として払えるな”と思えるくらいの少額で始めるのが基本です」
この先、コロナ禍以外にも、どんなことが起こるかわからない。20年先を見越して備えておくに越したことはない。
※女性セブン2021年2月4日号