「このご時世ですし、私も手作りチョコは控えようと思っていました。そこで、個人的に市販のチョコを渡そうと思って、上司に相談したんです」
普段お世話になっている感謝の気持ちをバレンタインチョコで表現したいと思っていた野島さんだったが、上司から予想外の言葉が返ってきたという。
「『気持ちは嬉しいんだけどね……。お返しが大変だし、コロナをきっかけに今後社内でのバレンタインはナシにしていきたいと思っていたんだよね』と、やんわり断られたんです。凄くショックですよ……」
皆に喜んでもらえていると思っていただけに、今まで張り切って手作りしていたことが切なくなったと話す野島さん。この件をきっかけに、社内での人間関係に悩み始めたそうだ。
「私、空気が読めなかったんですかね。ありがた迷惑だったんでしょうか……。面倒な人だと思われていたら悲しい……」
賛否両論ある職場のバレンタインチョコ問題。今年は新型コロナウイルスの影響もあり、今までとは違った趣になりそうだ。