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コロナ禍で職場の「義理チョコ文化」終焉か やめたい人たちの言い分

コロナ禍のバレンタインデーで「義理チョコ文化」はどうなる?

コロナ禍のバレンタインデーで「義理チョコ文化」はどうなる?

 今年も2月14日のバレンタインデーがやってくる。バレンタインといえば、好きな人にチョコを渡すだけでなく、「義理チョコ」という文化も根強く残っている。とはいえ、義理チョコを用意したり、そのお返しを考えたりするのが面倒だ、という声も少なくない。コロナ禍の今、そうした風潮に変化が訪れるかもしれない。

「今年は、職場の変な風習をなくすのに絶好のチャンス」と言うのは、メーカーに勤務する30代女性・Aさんだ。毎年、女性社員がお金を出し合って、スイーツを購入する慣習があった。しかし今年は原則、在宅勤務となっている。

「これまでバレンタインデー近くになると、在籍期間が長い女性社員が女性陣からお金を集め、男性社員向けに『みなさんで食べてください』という感じで、何十個か入っているボックスのチョコレートを買っていました。でも、今年は在宅勤務が多いので、これまで通りになるはずもない。まさかいつ出社するかわからない男性社員のために、ボックスで買うこともないでしょうし、そこまでする義理チョコの意味ってないですよね」(Aさん)

 一方でコロナ禍にあっても、義理チョコ文化を継続しようとする会社もあるようだ。専門商社に勤務する20代女性・Bさんは、やはり原則在宅勤務だが、職場ではバレンタインのチョコを「郵送する」という案が飛び出していると明かす。

「びっくりし過ぎて、本当なのか3回も確認したくらいです。男性対女性が8対2くらいの社員比率で、古い体質の企業なのですが、アラフィフの女性社員が、『日ごろの感謝を込めて贈ることが大事』とかなんとか言うんです……。むしろ男性社員たちから『そこまでしなくていい』と反対の声が出ており、中止になると願いたいのですが」(Bさん)

 そんなBさんの職場には毎年、お手製のチョコを男性社員にプレゼントして、“女子力アピール”に余念のない女性社員もいるという。Bさんは、「手作りはますます怖くないですか?」という。

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