キャリア

不用品の売り方 高価なものは買取業社、安いものはフリマアプリがお得

中古買取業者とフリマアプリをどう使い分けるか(イメージ)

中古買取業者とフリマアプリをどう使い分けるか(イメージ)

 コロナ禍でステイホームを余儀なくされているいま、空いた時間を利用して、家の中の片づけに勤しむ人も多いだろう。使わない食器、着ていない服、古い家電などが山ほど出てきても、使わないから捨てるというのはもったいない。自分にとっては不用でも、フリマアプリなどで売ることで“お宝”に変わる可能性もあるのだ。

 もちろん売り方には、コツがある。『リユース革命 「使わない」モノは「今すぐ」売りなさい』(幻冬舎)著者の木暮康雄さんが運営する日本最大級の買い取り比較サイト「ウリドキ」では、売りたいものの詳細を入力すると、古物商の資格を持つプロが査定してくれる。

 木暮さんによれば、リユース品は査定額が高いものから順に「ハイリユース」「ミドルリユース」「アンダーリユース」の3つに区分けできるという。10万円を超えるものは「ハイリユース」となり、一方で数十~数百円程度のものは「アンダーリユース」となる。とくに、自分で値つけをしてフリマアプリに出品して利益を得やすいのは、「ミドルリユース」にあたるものだという。

「10万円を超えるようなハイリユース品には、出品者自身で適正な値つけをするのは難しいもの。また、メルカリなど個人間の売買では、高いものだと購入に慎重になるので、売りにくいのです。ハイリユース品は、プロの査定士がいる買取業者に売った方が、真贋鑑定などもしているため、結果的には高く買い取ってもらえるはずです」(木暮さん・以下同)

 一方、安いものはたくさん売らないと充分な利益が出ないため、買取原価率が下がり、リサイクルショップなどでは安く買い叩かれてしまうことも少なくない。

「業者に持ち込むと、中古販売価格の20~50%くらいの値段で買い取ってもらえますが、もっと安い場合もあります。たとえば、リサイクルショップが1枚100円で買い取った服を1000円で売れば、90%が利益になる。自分で一つひとつ販売するのが面倒でなければ、あなた自身が、その服を欲しいという人に直接1000円で売った方がいい。もし、まとめてたくさんの不用品を一度に売りたいというときは、買取業者がおすすめです」

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