麺はやはりストレートの細麺だが、少々柔らかく感じたという。
「セブン-イレブンとローソンの麺は硬めだったんですが、ファミマはちょっと柔らかめです。スープの量が多く、麺がスープに浸った状態で電子レンジで温めるので、麺が伸びてしまわないよう注意して食べたいです」
コンビニラーメンの課題は「麺」か
大手コンビニ3社のとんこつラーメンについて、コンビニグルメに詳しいフリーライターの小浦大生氏が解説する。
「有名店とのコラボ商品が増えているということもありますが、コンビニで販売されているラーメンのスープのクオリティーは、どんどん高くなっているのは間違いない。濃厚かつ独特な風味のあるとんこつを上手く再現していると思います。
ただ、一方で難しいのが麺です。電子レンジで温めて調理されたコンビニラーメンの麺と、しっかりお湯で茹でられたお店の麺では、食感から何から全然違います。家庭用の電子レンジであれば5~6分温めるんですが、均等に熱が入るわけではなく、一部の面が焦げてしまうような感じになることも多い。毎回同じように温められるわけではないので、再現性も低く、失敗してしまうこともあります。今後は、電子レンジの調理でいかに麺をおいしくしていけるかが、コンビニラーメンの課題でしょう」
まだまだ、伸びしろがあるコンビニのラーメン。今後の進化にも期待だ。