新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、なかなか旅行がしにくい今日この頃。そうしたなかで、2021年1月からの緊急事態宣言下、あえてホテルを利用したというのは、メディア関連企業に勤務する30代の女性・石田遥さん(仮名)だ。
「現在私はテレワークと会社での仕事が半々くらいで、会社に行かなければならない時は、朝から電車に乗って行きます。でも、住んでいるのが職場から電車で1時間くらいかかる場所で、やはり電車移動は感染リスクが高いのではないかと感じていたんです。だから、できるだけ通勤時のリスクを減らしたいと思い、出勤が連続する時に、会社の近くのホテルに泊まろうと思ったんです」(石田さん。以下「」内同)
もともと旅行が好きで、いろいろなホテルに泊まることが趣味だったという石田さん。感染対策と趣味を兼ねてのホテル利用を思い立ったというわけだ。
「Go Toトラベルキャンペーンがやっていたときは、ホテル需要も高まっていて、逆に料金も高かったんですが、緊急事態宣言が発令されて、だいぶ安くなりました。さらに『Relux』というホテル予約サービスのクーポンを使うことで、かなり安く泊まることができました」
石田さんが利用したのが、auスマートパスというau利用者向けの有料サービス会員だけに配布された『Relux』のクーポン券だ。
「エントリーすると抽選で最大3000円オフのクーポンが当たるというキャンペーンに参加して、当たったクーポンを使ったんです。しかも、そのクーポンは2回まで使えるものだったので、1回当たれば6000円分浮いた計算になりますね」
石田さんは1月から2月にかけて、都内のホテルを4回利用。4回分の宿泊料金は合計で約4000円だったという。つまり、1泊1000円程度で泊まったのだ。