家計

スーパー店員が見た「お客様」の人間模様 買い物せず会話だけしに来る人も

コロナ禍の珍客に四苦八苦…(イメージ)

コロナ禍の珍客に四苦八苦…(イメージ)

 緊急事態宣言が発令され、外出自粛要請から自炊が増えたことでスーパーマーケットに通う客が増えているが、なかには困った「お客様」もいるようだ。スーパーの店員たちが見た、コロナ禍での珍客エピソードを語る。

聞き流し、反撃、涙…毎日が予測不可能!

「感染防止のために家族での入店はご遠慮ください」と店の入り口の掲示板に大きく書いても、一日中、アナウンスを流していてもまったくムダね。家族総出でカートを押している客が途切れることはないもの。

 最初はそういうお客を見かけると個別に注意していたけど、「はぁ~い」と明るい返事をするママは、翌日も3人の子連れでやってくる。

 週末、一家でワイワイやってくる家族には、店長が「こんな時期ですから」と注意をしたら……人って予想通りのことをしないのね。謝るか、反撃するかと思いきや、40才前後のパパに延々と泣き言を言われたのよ。

「スーパーに拒否られたら、雇い止めされた私の家族は、どこに行けばいいんですか!?」って。

「立ち話なのに、目にいっぱい涙をためて、もう、気の毒でね」って店長、あんたが同情してどうするの。

 いま? アナウンスは一応流しているけど、もう、ご自由にって感じかな。

(売り場担当2か月目の27才女性店員)

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