家計

生活家電の節電術 温水便座をオフにすれば年5000円以上お得に

1855人に「例年と比べて電気代が変化したか」をアンケート

1855人に「例年と比べて電気代が変化したか」をアンケート

エアコン 設定温度で料金が大きく変わる

 エアコンの電気代は、高くても1時間20~30円。ただ、1日300円だと月1万円になる。さらに複数台稼働させると、電気代も2倍、3倍になる。エアコンは使い始めに最も電力を消費するといわれるが、これは、室温から設定温度に達するまで時間がかかるため。

 たとえば11℃の室温を、20℃に上げた場合の電気代は2.8円、24℃にする場合は6.8円と倍以上かかる。室温が安定した後で比較すると、20℃では1時間6.2円、24℃では9.8円。設定温度を適正にすることで、電気代はかなり節約可能になる。これは、夏の冷房の場合でも同様だ。

 ただし、エアコンは自動運転機能がついており、この機能を使うと最も効率のいい運転を行うため、自然と省エネになる。つまり、設定温度を24℃から20℃に下げると3円以上の差、自動運転機能を使えばさらなる節約となるのだ。

照明 蛍光灯からLEDに変える!

 照明においては、LED電球に変えると電気代がかなりお得になるといわれているが、どのくらい節約になるのか。1日8時間使用の場合、電球型蛍光灯とでは年間で215円の差。ただし、LED電球は寿命が10年以上持つのに対し、電球型蛍光灯は10年間で約2回の交換が必要になる。LED電球の値段は少々高くても、長い目で見れば総合的にLED電球がお得ということだ。

取材・文/廉屋友美乃

※女性セブン2021年3月18日号

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