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案の定ダメでした… 現役エステティシャンが明かす「やせられない女性」の典型例

意識改革もエステティシャンの仕事?

意識改革もエステティシャンの仕事?

 きれいになりたい──と願い、高いお金を使ってエステサロンに通う人も多いだろう。しかし、百戦錬磨のエステティシャンの手を借りても、絶対に成功しないタイプの人もいるという。そこで、現役エステティシャンが匿名を条件に“成功しないタイプ”の典型例を明かす。

エピソード1「エステに通うだけではやせられない!」

「ママにすすめられて来ました。ちょっと太っているからやせた方がいいかなって」

 甘ったるい口調でこの一言を聞かされた時点で、さじを投げかけましたね。だって、本人は「ちょっと」と言いますが、身長150cmで体重80kg超え。背中から腰にかけてのラインは真四角。これで“ちょっと”と思っているなら、自分をわかっていなさすぎるでしょ。いや、いい子ではあるんですよ。

「先生のマッサージ、すごい! 体が絞られる感じで、すぐにやせちゃいそう」

 って、私の施術をいちいちほめてくれるしね。でもね、勘違いされては困るから、きちんと伝えたんです。

「これはむくみがとれただけで、脂肪がとれたわけではありません。やせるには食事制限と運動も必須ですよ」

 と。そして、次に来店するまでに食べるべきレシピと運動を表にして渡し、

「ご自宅からここまでの距離は2kmぐらいだから、歩いて通うのはいかがですか?」

 と提案。笑顔で「はーい」と答えていたので、まずは信じてみようと思ったのですが……。案の定ダメでしたね。通常1か月で体形に変化が見られ、3か月もたてば体重は減るのですが、なぜか増えていく……。そこである日、嫌みっぽく聞いたんです。

「こんなにお腹が膨らんで。昨日のディナーはさぞかしおいしかったのね」

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