アメリカ人も中国人も嫌がる“薬漬け”の肉。その最後の出荷先になっているとも知らず、安い、うまいと喜んで食べているのは日本人だけなのか。
「いまはまだ、いろいろな情報を見極めて、買わない権利、選ぶ権利がある。しかし、アメリカは日本政府に圧力をかけて輸入食品の表示を曖昧にするよう働きかけています。肥育ホルモン牛肉を突っぱねたEUの消費者のような食の安全への敏感さが、いまこそ私たちにも求められているのです」(鈴木さん)
購入時に、パッケージの原産国表示を確認するのはもちろん、できればよく利用するスーパーや販売元のホームページ等をのぞいて見てほしい。安全性に自信を持っているなら、どこでどう育てたものなのか、明記しているだろう。食卓を守れるのは、あなた自身だ。
※女性セブン2021年3月25日