住まい・不動産

東京まで“遠いけど近い”「古河」 「住みたい街ランキング」で赤丸急上昇のワケ

都心まで1時間の場所で「庭付き一戸建て」も

古くより日光街道の宿場町として栄えた

古くより日光街道の宿場町として栄えた

 古河の最大の魅力は、何と言っても物件の安さでしょう。「古河」「茨城県」と聞くと、都心からとんでもなく遠い場所を想像する方もいるかもしれませんが、東京からの距離は約60km。東京駅を起点とすれば、成田や平塚とほぼ等距離です。成田や平塚で、駅から歩ける場所に一軒家を持とうと思えば、最低でも3500万円は用意する必要がありますが、古河なら2500万円でお釣りが来ます。上述の通り、JRで都心までダイレクトアクセスが可能で、大宮まで30分強、上野、池袋、新宿、東京まで、60分前後でたどり着けます。

 車社会ではありますが、駅周辺には徒歩圏内にスーパーや商業施設がたっぷりあり、日常の買い物に不自由はありません。旧・日光街道付近は、歴史ある街並みが広がっており、文学館や歴史博物館があるあたりは、ほんの一区画ではありますが、京都や鎌倉のような雰囲気の一角もあります。

 距離はありますが、都心まで乗車時間が1時間なら十分通勤・通学圏内。リモートワークと併用できるのなら、いよいよ楽勝です。コロナ禍で郊外生活に注目が集まっていますが、古河の人気上昇はコロナ前から始まっており、それはこの街の実力の証。自然は豊富、ゴルフ場もすくそば、利根川沿いでのジョギングやサイクリングは快適と、遊びの選択肢は豊富で、夏には花火大会、冬には街の自慢の提灯竿もみまつりが開催されます。

 郊外移住というと、真っ先に候補に上がるのは湘南や房総の海沿い、長野や山梨などの高原地区といったところですが、北関東を蔑ろにするのはあまりに惜しいのではないでしょうか。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。