「パチスロの魅力の一つとして“意外性”というものもあります。つまり、神がかった“引きの良さ”が重なって、“事故”レベルの大きな出玉を得るということがあるんです。そういったことを目標にして、パチスロを楽しんでいるユーザーも多い。でも、2400枚規制がある以上、“事故る”可能性がかなり低くなってしまうわけです。その結果“事故らないなら打たない”というユーザーが出てくるのは、自然な流れでしょう。
もちろん“事故る可能性がある”ということは、そのまま“ギャンブル性が高い”という意味でもあり、依存症防止の観点からも規制される流れにあります。しかし、ユーザーが最も求めているのが、その“ギャンブル性”だというのも事実。このあたりについては、業界全体が悩んでいるところです。
現状では、ユーザーにとって規制が厳しすぎるという印象です。ここから少しずつ規制を緩和しながら、ギャンブル性が高くなりすぎないように、落とし所を見つけていくしかないのかもしれません」
6.1号機時代になったからといって、パチスロファンがすぐに戻ってくるというわけではなさそう。パチスロ業界の苦悩はまだ続きそうだ。